スタイル【style】
1 からだつき。姿。格好。「すらりとして―がいい」
2 服飾・頭髪などの型。「最新流行の―」「ヘア―」
3 建築・美術・音楽などの様式。型。「前衛的―のビル」「演奏―」
4 文章や文学作品の表現形式。特に、文体。「独自の―をもつ作家」
5 個人や集団などに固有の、考え方や行動のしかた。「ライフ―」
一方、英訳すると
3【可算名詞】 [in style,out of style は 【不可算名詞】] (服装などの)スタイル,流行(型) 《★【比較】
日本語で体つきに「スタイルがよい」と表現するが,それに当たる英語は figure》.
http://ejje.weblio.jp/ より
一般的にいいスタイルというとからだつきな考え方で、足が長くて細い体系をイメージするけど、英語圏的に言うと服装的な意味になるらしい。
1【不可算名詞】 [具体的には 【可算名詞】]
a(文芸・建築などにおける時代・流派などの)様式,風(ふう), 流.
用例
in the style of Wagner ワグナー風に.
b(行動などの独特な)やり方,スタイル.
用例
the modern style of living 現代風生活様式.
c[副詞的に] …風[流]に.
用例
sit Japanese style 日本式に座る.
僕が思うにスタイルというのはビジュアル的な概念ではなくて、それ自体の中からにじみ出てくるオーラ的な要素があると思います。
スタイルの意味には行動の仕方や考え方、品位という意味もあります。
つまりビジュアル的ないいスタイルには、動的ないいスタイルも兼ね備えているということ。
僕の言葉では説得力がイマイチないので著名な方々の言葉を借ります。
「ファッションの分野に限らず本当に個性を表現している人は、人とは違うものを着たり、違うように着こなしたりしているものです。そんな人は、トップモード(流行の最先端)の服でなくても、Tシャツ姿でも『この人は何か持っているな』という雰囲気を醸し出しています。本人の中身が新しければ、着ているものも新しく見える。ファッションとは、それを着ている人の中身も含めたものなのです。最近はグループのタレントが多くなって、みんな同じような服を着て、歌って踊っています。私には不思議です」
「もし下着から靴下まで考へることが本当のお洒落ならば、もう一歩進んで、自分の頭の 中味まで考へてみることが、おそらく本当のお洒落であらう」
三島由紀夫
外見だけ取り繕ってもビジュアル的なスタイルはよくならないと思う、さらに言えばからだつき的な考え方でスタイルというモノを考えていれば尚更。生まれつきなモノなのでどうしようもありません。
ファッション的にもデザイン的にもビジュアルだけではなくて、ファッションの場合着る人の行動の仕方や考え方、つまりは生き方。デザインの場合はコンセプトからバックストーリー。
お金やモノから、心やコトにプライオリティが変わってきている世の中で大事な事はやっぱり芯があるかどうかではないだろうか。